介護士がUターン転職で陥りがちなミス

Uターンをして介護職に転職するのは、決して悪い選択ではない。介護職自体は全国にあるし、職に困ることはないといえるからだ。生活費に関しても、東京など生活するだけで多額の費用を必要とする中で支払いを続けるよりははるかに経済的だ。実家で暮らすのであれば、さらに出費を抑えながら生活を送ることも可能になるだろう。もしUターン先が自然豊かであるなら、介護で蓄積したストレスを自然豊かな環境を眺めることでリフレッシュできるかもしれない。このような魅力がUターン転職にはあるからこそ、多くの介護士が地元に帰って生活を送っているのだ。

一方で、Uターンが良い事ばかりなのかと言うと、そうとはいえないところもある。例えば、求人があるとはいえ都心ほどバリエーション豊かではないだろう。自分が思うような仕事は見つかると限らないし、資格を必要とする介護士の仕事の場合、すでに定員が埋まっている可能性もある。そのため、Uターンを実施する前に一度地元求人を確認して、自分が働きやすい環境が整っているかどうかを把握することが大切だろう。また、田舎では車移動が基本となるため、今まで自動車を持ってこなかった方は自動車の維持費に費やすことになる。運転免許証自体は求人でも必要になることが多く、介護士として持っておいて損はないが、今までの生活費次第ではUターンをしても出費があまり変わらない恐れもあるのだ。そうした懸念点も考慮した上で、気になる求人に応募する必要がある。